慢性甲状腺炎の検査所見で陽性になるのはどれか。1つ選べ。
慢性甲状腺炎の検査所見で陽性になるのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 抗ペルオキシダーゼ抗体慢性甲状腺炎(橋本病)では抗TPO抗体が陽性となるので正答です。
- ⑵ 抗甲状腺刺激ホルモン(TSH)受容体抗体抗TSH受容体抗体はバセドウ病で陽性となり、甲状腺を刺激して機能亢進を起こします。
- ⑶ 抗グルタミン酸脱炭酸酵素(GAD)抗体抗GAD抗体は1型糖尿病などで陽性となる自己抗体です。
- ⑷ 抗アセチルコリン受容体抗体抗アセチルコリン受容体抗体は重症筋無力症で陽性となります。
- ⑸ 抗環状シトルリン化ペプチド(CCP)抗体抗CCP抗体は関節リウマチで特異性の高い自己抗体です。
解説
正解は⑴です。慢性甲状腺炎(橋本病)は甲状腺に対する自己免疫疾患で、抗甲状腺ペルオキシダーゼ(TPO)抗体や抗サイログロブリン抗体が陽性となります。甲状腺組織にリンパ球が浸潤して徐々に破壊され、進行すると甲状腺機能低下症となり、レボチロキシンで補充療法を行います。一方、抗TSH受容体抗体(TRAb)はバセドウ病の診断に用いられる自己抗体です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成