手術が適応とならないクッシング症候群の治療に用いる薬物はどれか。1つ選べ。
手術が適応とならないクッシング症候群の治療に用いる薬物はどれか。1つ選べ。
- ⑴ チアマゾールチアマゾールは甲状腺ペルオキシダーゼを阻害する抗甲状腺薬で、甲状腺機能亢進症に用います。
- ⑵ ミトタンミトタンは副腎皮質を障害しコルチゾール合成を抑制するため、手術適応とならないクッシング症候群に用います。
- ⑶ デスモプレシン酢酸塩水和物デスモプレシンはバソプレシンV2受容体作動薬で、中枢性尿崩症や夜尿症に用います。
- ⑷ レボチロキシンナトリウム水和物レボチロキシンは甲状腺ホルモン(T4)製剤で、甲状腺機能低下症に用います。
- ⑸ メチロシンメチロシンはチロシン水酸化酵素阻害薬で、カテコールアミン合成を抑え褐色細胞腫に用います。
解説
正解は⑵です。ミトタンは副腎皮質細胞を選択的に障害(副腎皮質を萎縮・壊死)させるとともに、コルチゾールの合成を抑制する薬物で、副腎癌や、手術が適応とならないクッシング症候群に用いられます。ほかにもメチラポン(11β-水酸化酵素阻害薬)やオシロドロスタットなどのステロイド合成阻害薬が用いられます。チアマゾールは甲状腺機能亢進症、デスモプレシンは中枢性尿崩症、レボチロキシンは甲状腺機能低下症、メチロシンは褐色細胞腫の治療に用います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198926.html)を加工して作成