コウジカビ Aspergillus flavus が産生する主要な肝発がん物質は…
コウジカビ Aspergillus flavus が産生する主要な肝発がん物質はどれか。1つ選べ。
- ⑴ シトリニンシトリニンはPenicillium属などが産生する腎毒性のカビ毒です。
- ⑵ パツリンパツリンはPenicillium expansumなどが産生し、リンゴ果汁で規制されるカビ毒です。
- ⑶ アフラトキシンB1A. flavusが産生し、代謝活性化されて肝がんを起こすアフラトキシンB1なので正答です。
- ⑷ フモニシンB1フモニシンB1はFusarium属が産生し、ウマの白質脳症などに関わるカビ毒です。
- ⑸ デオキシニバレノールデオキシニバレノールはFusarium属が産生し、嘔吐などを起こすトリコテセン系カビ毒です。
解説
正解は⑶です。アフラトキシンB1は Aspergillus flavus などが産生するカビ毒で、知られている中で最も強力な肝発がん物質の一つです。肝臓のシトクロムP450によりエポキシ体へ代謝活性化され、DNAのグアニンと付加体を形成してがん抑制遺伝子p53の変異などを引き起こします。我が国では食品中の総アフラトキシン(B1、B2、G1、G2の合計)に10 μg/kgの規制値が設けられています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198928.html)を加工して作成