骨粗しょう症に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
骨粗しょう症に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 閉経後は、骨吸収の相対的な低下により、骨量の減少をきたす。閉経後はエストロゲン低下により骨吸収が相対的に亢進するため骨量が減少します。骨吸収の低下ではありません。
- ⑵ 典型的なX 線所見として、頭蓋骨の打ち抜き像がある。頭蓋骨の打ち抜き像は多発性骨髄腫に典型的な所見です。骨粗しょう症では椎体の骨梁減少や圧迫骨折がみられます。
- ⑶ 骨代謝マーカーは、骨折リスクの予測に有用である。骨吸収マーカーの高値は骨密度とは独立した骨折リスク因子であり、骨折リスクの予測や治療効果判定に有用です。
- ⑷ 閉経後骨粗しょう症の治療には、エストロゲンの補充療法を行う。閉経後のエストロゲン欠乏が原因であるため、エストロゲン補充療法は骨量減少を抑える治療法の一つです。
- ⑸ 選択的エストロゲン受容体モジュレーター(SERM)は、乳腺や子宮内膜に対してエストロゲン様作用を示す。SERMは骨にはエストロゲン様作用を示しますが、乳腺や子宮内膜には抗エストロゲン作用を示すことが特徴です。
解説
正解は⑶と⑷です。骨粗しょう症は骨強度が低下して骨折しやすくなる疾患で、閉経後はエストロゲン欠乏により骨吸収が相対的に亢進して骨量が減少します。骨吸収マーカーなどの骨代謝マーカーは、骨密度とは独立した骨折リスクの予測や治療効果の判定に役立ちます。閉経後骨粗しょう症ではエストロゲン補充療法が選択肢の一つです。SERMは骨にはエストロゲン様に、乳腺や子宮内膜には抗エストロゲン的に働く点が特徴です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198926.html)を加工して作成