水質汚濁に係る環境基準に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
水質汚濁に係る環境基準に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 水質汚濁防止法に基づいて、定められている。水質汚濁に係る環境基準は環境基本法に基づいて定められています。水質汚濁防止法は排水規制などを定める法律です。
- ⑵ 水中の有機物量の指標として、河川では化学的酸素要求量(COD)、湖沼及び海域では生物化学的酸素要求量(BOD)が採用されている。河川ではBOD、湖沼と海域ではCODが有機物の指標として採用されており、記述は逆です。
- ⑶ 底層を利用する水生生物の個体群を維持できる場を保全・再生する目的で、湖沼及び海域において底層溶存酸素量の基準値が定められている。底層を利用する水生生物の保全・再生のため、湖沼と海域で底層溶存酸素量の基準値が定められています。
- ⑷ 地下水には、「生活環境の保全に関する環境基準」が定められている。地下水には「人の健康の保護に関する環境基準」のみが定められ、生活環境の保全に関する基準はありません。
- ⑸ 公共用水域には、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩の「生活環境の保全に関する環境基準」が定められている。公共用水域には、水生生物保全の観点から直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩の生活環境項目の基準が定められています。
解説
正解は⑶と⑸です。水質汚濁に係る環境基準は環境基本法に基づいて定められ、「人の健康の保護に関する環境基準」と「生活環境の保全に関する環境基準」があります。生活環境項目として、平成28年に湖沼と海域で底層溶存酸素量が追加され、水生生物の保全のための項目として全亜鉛、ノニルフェノール、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸及びその塩(LAS)が定められています。有機物の指標は河川ではBOD、湖沼と海域ではCODです。地下水には人の健康の保護に関する基準のみが定められています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198926.html)を加工して作成