ソクマル薬剤師

下図に示すFick の法則に従う細胞膜透過において、薬物の透過速度と反比例するの…

下図に示すFick の法則に従う細胞膜透過において、薬物の透過速度と反比例するのはどれか。1つ選べ。細胞外 細胞膜 細胞内C1CoutCout:細胞外溶液の薬物濃度C1 :細胞外溶液と接する面の膜中薬物濃度C2 C2 :細胞内溶液と接する面の膜中薬物濃度Cin Cin :細胞内溶液の薬物濃度薬物の濃度膜の厚さL
この問題は問題の図(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。

解説

正解は⑶です。Fickの法則に従う単純拡散による膜透過速度は、透過速度 = D・S・(C1 − C2)/L で表されます。ここでDは膜中の拡散係数、Sは有効表面積、C1 − C2は膜の両面の膜中濃度差、Lは膜の厚さです。したがって透過速度は膜の厚さLに反比例し、それ以外の因子には比例します。分配係数Kを用いると C1 = K・Cout と表せるため、透過速度は分配係数にも比例します。脂溶性が高い薬物ほど透過しやすい理由もこの式で説明できます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198926.html)を加工して作成

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