ウメクリジニウムの気管支収縮抑制作用の機序はどれか。1つ選べ。
ウメクリジニウムの気管支収縮抑制作用の機序はどれか。1つ選べ。
- ⑴ ホスホジエステラーゼ阻害ホスホジエステラーゼ阻害はテオフィリンなどの機序で、cAMPを増加させて気管支を拡張します。
- ⑵ アデノシンA1 受容体遮断アデノシンA1受容体遮断はテオフィリンの作用の一部とされ、ウメクリジニウムの機序ではありません。
- ⑶ アドレナリン β2 受容体刺激β2受容体刺激はサルメテロールやインダカテロールなどの機序で、ウメクリジニウムとは異なります。
- ⑷ アセチルコリンM3 受容体遮断ウメクリジニウムは長時間作用性抗コリン薬で、M3受容体を遮断して気管支収縮を抑制します。
- ⑸ エラスターゼ阻害エラスターゼ阻害はシベレスタットの機序で、急性肺障害に用いられます。
解説
正解は⑷です。ウメクリジニウムは長時間作用性抗コリン薬(LAMA)で、気管支平滑筋のアセチルコリンM3受容体を遮断し、迷走神経によるアセチルコリンを介した気管支収縮を抑えます。1日1回の吸入で慢性閉塞性肺疾患(COPD)の維持療法に用いられ、β2刺激薬ビランテロールとの配合剤もあります。抗コリン作用があるため、閉塞隅角緑内障や前立腺肥大による排尿障害のある患者には注意が必要です。他の選択肢はそれぞれ別の薬物群の機序です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198926.html)を加工して作成