ソクマル薬剤師

患者への聞き取りの結果、生活環境が発作に関与している可能性は低いと考えられたため…

30 歳女性。気管支ぜん息治療のため、処方1 及び2 の製剤を継続使用している。(処方1 )テリルジー100 エリプタ 30 吸入用(注) 1 個1 回1 吸入 1 日1 回 朝吸入注: 1 吸入でフルチカゾンフランカルボン酸エステルとして100 μg、ウメクリジニウムとして62.5 μg 及びビランテロールとして25 μg を吸入できるドライパウダー吸入剤(処方2 )サルブタモール硫酸塩エアゾール100 μg 1 本発作時 1 回2 吸入 1 日4 回まで来局時、薬剤師は患者に対し最近気になることはないか尋ねたところ、次の回答を得た。患者:「今まで発作は月1 ~2 回程度でしたが、最近、頻度が多くなっています。発作が出てしまう原因はわからないのでしょうか。」(薬歴に記載された前回来局時までの患者情報)事務職。仕事はほぼ定時だが、月に1 回程度は残業がある。ダイエットを心がけているが、仕事中につい間食をし、ジュースを飲んでしまう。性格はまじめで、ストレスを溜めやすい。
患者への聞き取りの結果、生活環境が発作に関与している可能性は低いと考えられたため、処方1 と作用機序が異なる長期管理薬の追加を処方医に提案することとなった。提案する薬物の作用機序として、適切なのはどれか。1つ選べ。

解説

正解は⑷です。処方1のテリルジーは、吸入ステロイドのフルチカゾンフランカルボン酸エステル(グルココルチコイド受容体刺激)、長時間作用性抗コリン薬のウメクリジニウム(M3受容体遮断)、長時間作用性β2刺激薬のビランテロール(β2受容体刺激)の3成分を含みます。これらと作用機序の異なる長期管理薬として、モンテルカストなどのロイコトリエンCysLT1受容体拮抗薬の追加が適切です。アデノシンA1受容体の刺激は気管支拡張には働かず、テオフィリンはむしろアデノシン受容体を遮断します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成

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