地上部での光化学オキシダントの生成に関与する主な非電離放射線はどれか。1つ選べ。
地上部での光化学オキシダントの生成に関与する主な非電離放射線はどれか。1つ選べ。
- ⑴ 遠赤外線遠赤外線はエネルギーが低く、分子を加熱するだけでNO₂を光分解できないため、光化学反応には関与しません。
- ⑵ 近赤外線近赤外線もエネルギーが不十分で、NO₂の光分解を起こさないため光化学オキシダントの生成には関与しません。
- ⑶ 可視光線可視光線は長波長側ほどエネルギーが低く、NO₂の光分解に主に関わるのは紫外線領域です。
- ⑷ UV-AUV-Aは地表に届く紫外線の大部分を占め、NO₂を光分解して光化学オキシダントの生成を引き起こします。
- ⑸ UV-CUV-Cはオゾン層などでほぼ完全に吸収され地表に届かないため、地上部での生成には関与しません。
解説
正解は⑷です。光化学オキシダントは、窒素酸化物と揮発性有機化合物が太陽光の紫外線を受けて光化学反応を起こすことで生成します。中心となる反応は二酸化窒素の光分解(NO₂ → NO + O)で、約420nm以下の光が必要です。地表に届く紫外線は主にUV-A(315〜400nm)であり、これが地上部での生成に関与します。UV-Cは成層圏のオゾン層などで吸収され地表にはほとんど届かず、赤外線や可視光線ではNO₂の光分解は十分に起こりません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198926.html)を加工して作成