核内受容体のリガンドの前駆体となるビタミンはどれか。1つ選べ。
核内受容体のリガンドの前駆体となるビタミンはどれか。1つ選べ。
- ⑴ ナイアシンナイアシンはNAD⁺やNADP⁺の構成成分として酸化還元反応の補酵素となり、核内受容体のリガンドの前駆体ではありません。
- ⑵ ピリドキシンピリドキシン(ビタミンB6)はピリドキサールリン酸としてアミノ基転移反応などの補酵素になります。
- ⑶ パントテン酸パントテン酸は補酵素A(CoA)の構成成分としてアシル基転移に関わり、核内受容体のリガンドにはなりません。
- ⑷ レチノールレチノールはレチノイン酸に代謝され、核内受容体RAR・RXRのリガンドとして遺伝子発現を調節します。
- ⑸ ビオチンビオチンはカルボキシラーゼの補欠分子族として炭酸固定反応に関わり、核内受容体のリガンドの前駆体ではありません。
解説
正解は⑷です。レチノール(ビタミンA)は体内でレチナールを経てレチノイン酸に酸化され、レチノイン酸は核内受容体であるレチノイン酸受容体(RAR)やレチノイドX受容体(RXR)に結合して遺伝子発現を調節します。ナイアシン、ピリドキシン、パントテン酸、ビオチンはいずれも水溶性ビタミンで、主に補酵素(NAD⁺、ピリドキサールリン酸、CoA、カルボキシラーゼの補欠分子族)として働きます。脂溶性のビタミンDも活性型が核内受容体のリガンドになります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198926.html)を加工して作成