母親に対する指導内容として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
7 歳男児。身長122 cm、体重25 kg。母親に連れられて来局した。処方は以下のとおりである。母親に患児の症状を確認したところ、発熱、耳痛はあるが、耳介けん引痛はなかった。お薬手帳及び薬歴を確認すると、併用薬はなかった。点耳薬の使用は初めてであったため、薬剤師が母親に服薬指導をした。(処方)アモキシシリン細粒10% 1 回2.5 g(1 日10 g)1 日4 回6 時間毎 5 日分オフロキサシン耳科用液0.3% 5 mL1 日2 回 点耳後耳浴
母親に対する指導内容として最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 使用後お子さんがめまいや痛みを感じたと言っても使用を続けてください。めまいや痛みを訴えた場合は使用を中止し、医師や薬剤師に相談するよう指導します。
- ⑵ 使用時には冷蔵庫から取り出してすぐに使用してください。冷たいまま点耳するとめまいを起こすことがあるため、体温程度に温めてから使用します。
- ⑶ 耳たぶを後ろに引っ張るようにして、滴下してください。耳たぶを後ろに引っ張って外耳道をまっすぐにすると、薬液が奥まで届きやすくなります。
- ⑷ 点耳量は1 回1 滴だけです。オフロキサシン耳科用液の点耳量は通常1回6〜10滴(小児では適宜減量)で、1滴だけではありません。
- ⑸ 点耳後はすぐに起き上がらせてください。点耳後は約10分間そのままの姿勢を保って耳浴させるため、すぐに起き上がらせません。
解説
正解は⑶です。小児の外耳道はまっすぐではないため、耳たぶを後ろ(やや下方)に引っ張って外耳道をまっすぐにしてから点耳すると、薬液が奥まで届きやすくなります。点耳薬は冷たいまま使うと内耳が刺激されてめまいを起こすことがあるため、手で握って体温程度に温めてから使います。使用後にめまいや痛みを訴えた場合は使用を中止して相談するよう伝えます。オフロキサシン耳科用液は通常1回6〜10滴を点耳し(小児では適宜減量)、約10分間横になったまま耳浴させます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成