ソクマル薬剤師

この患者に補充している分岐鎖アミノ酸に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選…

66 歳男性。C 型肝炎の既往歴あり。今回、肝硬変によると思われる腹水が出現し、肝性脳症の症状もみられたので、消化器内科に入院し治療している。現在の処方は以下のとおりである。(処方1 )トルバプタン口腔内崩壊錠7.5 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)ランソプラゾール口腔内崩壊錠15 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後 14 日分(処方2 )スピロノラクトン錠25 mg 1 回1 錠(1 日2 錠)1 日2 回 朝昼食後 14 日分(処方3 )リーバクト配合経口ゼリー(注1) 1 回1 個(1 日3 個)ラクツロースシロップ65% 1 回10 mL(1 日30 mL)1 日3 回 朝昼夕食後 14 日分(処方4 )アミノレバンEN 配合散(注2)50 g/包 1 回1 包(1 日1 包)ナルフラフィン塩酸塩口腔内崩壊錠2.5 μg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 就寝前 14 日分(注1:分岐鎖アミノ酸製剤、注2:肝不全用経口栄養剤)
この患者に補充している分岐鎖アミノ酸に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。

解説

正解は⑴と⑸です。分岐鎖アミノ酸(BCAA)であるバリン、ロイシン、イソロイシンは、主に骨格筋で異化されてエネルギー源となり、アミノ基はアンモニアの処理にも使われます。肝機能が低下するとアンモニア処理のため筋肉でのBCAAの消費が増え、肝臓で代謝される芳香族アミノ酸は増加するため、BCAAと芳香族アミノ酸の比(フィッシャー比)が低下します。BCAAは主に肝臓ではなく筋肉で異化され、プロリンは含まれません。ロイシンはケト原性アミノ酸であり、すべてが糖原性ではないと整理しておきます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成

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