ソクマル薬剤師

現在の薬物治療について、この患者への説明として誤っているのはどれか。1つ選べ。

66 歳男性。C 型肝炎の既往歴あり。今回、肝硬変によると思われる腹水が出現し、肝性脳症の症状もみられたので、消化器内科に入院し治療している。現在の処方は以下のとおりである。(処方1 )トルバプタン口腔内崩壊錠7.5 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)ランソプラゾール口腔内崩壊錠15 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後 14 日分(処方2 )スピロノラクトン錠25 mg 1 回1 錠(1 日2 錠)1 日2 回 朝昼食後 14 日分(処方3 )リーバクト配合経口ゼリー(注1) 1 回1 個(1 日3 個)ラクツロースシロップ65% 1 回10 mL(1 日30 mL)1 日3 回 朝昼夕食後 14 日分(処方4 )アミノレバンEN 配合散(注2)50 g/包 1 回1 包(1 日1 包)ナルフラフィン塩酸塩口腔内崩壊錠2.5 μg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 就寝前 14 日分(注1:分岐鎖アミノ酸製剤、注2:肝不全用経口栄養剤)
現在の薬物治療について、この患者への説明として誤っているのはどれか。1つ選べ。

解説

正解は⑶です。スピロノラクトンは抗アルドステロン薬で、肝硬変で亢進している二次性アルドステロン症によるナトリウムと水の貯留を抑え、腹水を減らすために用いられます。肝性脳症を改善する働きはないため、この説明は誤りです。そのほかの説明は正しく、トルバプタンは水だけを尿として排泄させて腹水を減らし、ランソプラゾールは静脈瘤治療中の潰瘍を予防します。ラクツロースは腸内を酸性にしてアンモニアの産生と吸収を抑え、ナルフラフィンは慢性肝疾患のかゆみを改善します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成

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