薬剤師による処方2 の説明として、正しいのはどれか。2つ選べ。
60 歳女性。5 年前より糖尿病治療のためクリニックを受診している。今回体重増加と血糖コントロール不良により、現在服用中の薬剤(処方1 )にダパグリフロジンプロピレングリコール水和物錠(処方2 )が追加された。(処方1 )ミグリトール錠50 mg 1 回1 錠(1 日3 錠)1 日3 回 朝昼夕食直前 28 日分メトホルミン塩酸塩錠250 mg 1 回1 錠(1 日3 錠)1 日3 回 朝昼夕食後 28 日分(処方2 )ダパグリフロジンプロピレングリコール水和物錠5 mg 1 回1 錠(1 日1 錠)1 日1 回 朝食後 28 日分
薬剤師による処方2 の説明として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 尿量を減らす働きがあります。SGLT2阻害薬は浸透圧利尿により尿量を増やすため、尿量を減らす働きはありません。
- ⑵ 尿中の糖を減らす働きがあります。ダパグリフロジンは尿中へのグルコース排泄を増やして血糖を下げる薬で、尿中の糖は増えます。
- ⑶ 排尿時の違和感があるときは申し出てください。尿中の糖が増えて尿路感染症や性器感染症が起こりやすいため、排尿時の違和感は申し出るよう説明します。
- ⑷ 喉の渇きを感じることがあります。浸透圧利尿で尿量が増え脱水になりやすいため、喉の渇きを感じることがあります。
- ⑸ 腹部膨満感を起こしやすいです。腹部膨満感はミグリトールなどα-グルコシダーゼ阻害薬で起こりやすい副作用です。
解説
正解は⑶と⑷です。ダパグリフロジンはSGLT2阻害薬で、近位尿細管でのグルコースの再吸収を抑えて尿中へのグルコース排泄を増やし、血糖を下げます。尿中の糖が増えるため尿路感染症や性器感染症が起こりやすく、排尿時の違和感や陰部のかゆみがあれば申し出るよう説明します。また浸透圧利尿により尿量が増えて脱水になりやすいため、喉の渇きを感じることがあり、適度な水分補給を促します。尿量を減らすことはなく、腹部膨満感はミグリトールなどα-グルコシダーゼ阻害薬で起こりやすい副作用です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成