膵臓の構造と機能に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
膵臓の構造と機能に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 膵臓は、十二指腸側から膵尾、膵体、膵頭の3 部位に分けられる。十二指腸側から膵頭、膵体、膵尾の順で、記述は順序が逆になっています。
- ⑵ 膵管は膵臓内部を走行し、胆嚢管と合流して十二指腸へ開口する。膵管は胆嚢管ではなく総胆管と合流し、ファーター乳頭から十二指腸へ開口します。
- ⑶ 膵液は、HCO3⁻ を多く含み、十二指腸に流れ込む胃酸を中和する。膵液はHCO3⁻を多く含むアルカリ性で、十二指腸に流入した胃酸を中和します。
- ⑷ 膵液に含まれる消化酵素の大部分は、ペプシンである。ペプシンは胃液の消化酵素です。膵液にはトリプシン、アミラーゼ、リパーゼなどが含まれます。
- ⑸ 膵臓ランゲルハンス島 β 細胞内のCa²⁺ 濃度が上昇すると、インスリンが分泌される。β細胞内のCa²⁺濃度が上昇すると、インスリンを含む分泌顆粒の開口放出が起こります。
解説
正解は⑶と⑸です。膵液は炭酸水素イオンを多く含むアルカリ性の液で、十二指腸に流れ込んだ胃酸を中和し、膵酵素が働きやすいpHに保ちます。膵臓ランゲルハンス島β細胞では、グルコース代謝でATPが増えるとATP感受性K⁺チャネルが閉じて脱分極が起こり、電位依存性Ca²⁺チャネルからCa²⁺が流入してインスリンが分泌されます。膵臓は十二指腸側から膵頭、膵体、膵尾と分けられ、膵管は総胆管と合流します。膵液の主な消化酵素はトリプシンなどです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成