プロトンポンプ阻害薬と併用禁忌の医薬品はどれか。1つ選べ。
プロトンポンプ阻害薬と併用禁忌の医薬品はどれか。1つ選べ。
- ⑴ セベラマー塩酸塩錠セベラマーはリン吸着薬で、プロトンポンプ阻害薬との併用は禁忌とされていません。
- ⑵ エンパグリフロジン錠エンパグリフロジンはSGLT2阻害薬で、プロトンポンプ阻害薬との併用禁忌はありません。
- ⑶ アタザナビル硫酸塩カプセルアタザナビルは胃内pH上昇で溶解性が低下し血中濃度が下がるため、PPIとは併用禁忌です。
- ⑷ 沈降炭酸カルシウム錠沈降炭酸カルシウムは胃酸がある方が溶けやすいものの、PPIとの併用禁忌ではありません。
- ⑸ レパグリニド錠レパグリニドは速効型インスリン分泌促進薬で、PPIとの併用禁忌ではありません。
解説
正解は⑶です。抗HIV薬のアタザナビルは、胃内が酸性の条件で溶解して吸収されるため、プロトンポンプ阻害薬で胃内pHが上昇すると溶解性が低下し、血中濃度が大きく下がって効果が減弱します。このためプロトンポンプ阻害薬とは併用禁忌とされています。セベラマー、エンパグリフロジン、沈降炭酸カルシウム、レパグリニドは、プロトンポンプ阻害薬との併用禁忌には当たりません。胃内pHに吸収が依存する薬物の例として、リルピビリンも同様に併用禁忌です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成