成人に対する栄養輸液療法における静注用脂肪乳剤(20%イントラリポス輸液250 …
成人に対する栄養輸液療法における静注用脂肪乳剤(20%イントラリポス輸液250 mL 袋)の投与方法として、最も適切なのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 遮光して投与する。脂肪乳剤は投与時の遮光が必須とはされていません。
- ⑵ 他の栄養輸液製剤に混合して投与する。他の輸液や薬剤と混ぜると乳化が壊れて粒子が粗大化するおそれがあり、単独投与が原則です。
- ⑶ フィルターを使用して投与する。脂肪粒子はフィルターを通過できず目詰まりするため、フィルターは使用しません。
- ⑷ シリンジポンプを使用して投与する。250 mLの成人投与では輸液ポンプ等で緩徐に投与すれば足り、シリンジポンプは必須ではありません。
- ⑸ ゆっくり(3 時間以上かけて)投与する。脂肪乳剤は0.1 g/kg/時以下の速度で投与し、20%250 mLでは3時間以上かけるのが目安です。
解説
正解は⑸です。静注用脂肪乳剤は、速く投与すると脂質が十分に代謝されず高脂血症や発熱などの副作用を起こすため、脂肪量として0.1 g/kg/時以下の速度でゆっくり投与します。20%250 mL製剤であれば3時間以上かけるのが目安です。乳剤の粒子は輸液フィルターを通過できず目詰まりするため、フィルターより患者側から投与します。また他の輸液や薬剤と混合すると乳化が壊れるおそれがあるため、単独投与が原則です。遮光やシリンジポンプの使用は必須ではないとされています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198925.html)を加工して作成