ソクマル薬剤師

48 歳女性。体重60 kg。原因不明の急性腎不全で入院し、腹膜透析導入となった…

48 歳女性。体重60 kg。原因不明の急性腎不全で入院し、腹膜透析導入となった。腹膜透析カテーテル挿入術を終え、入院3 日目より透析液Aで腹膜透析を開始した。入院10 日目に除水効果のより高い透析液Bに変更して30 分ほど経過した時点で、両下肢に広範囲にわたる皮疹と呼吸困難をともなう急激な血圧低下を認めた。なお、入院の10 日前より開始したスクロオキシ水酸化鉄チュアブル錠の服用を継続している。透析液の組成成分 透析液A 透析液Bイコデキストリン(g/L) - 75ブドウ糖(g/L) 38.6 -塩化ナトリウム(g/L) 5.38 5.35乳酸ナトリウム(g/L) 4.48 4.48塩化カルシウム(g/L) 0.183 0.257塩化マグネシウム(g/L) 0.051 0.051浸透圧(理論値)(mOsm/L) 483 282両下肢の皮疹を認めた直後に調べた血液検査で好酸球数が増加していた。主治医から薬剤師への相談に対し、今回の有害事象に関連する提案として、正しいのはどれか。2つ選べ。

解説

正解は⑶と⑷です。透析液をイコデキストリン含有の透析液Bに変更して約30分後に、皮疹、呼吸困難、急激な血圧低下が起きており、好酸球も増加していることから、イコデキストリンに対するアナフィラキシーが疑われます。原因と考えられる透析液Bの使用をやめて透析液Aに戻し、アナフィラキシーの第一選択薬であるアドレナリンを投与します。スクロオキシ水酸化鉄は以前から継続しており、変化の時期と合いません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成

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