服薬指導時の薬剤師の説明内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。
48 歳男性。ぜん息の治療でシムビコートタービュヘイラー(ブデソニド・ホルモテロールフマル酸塩水和物配合)を使用している。人間ドックの眼圧検査により、高眼圧を指摘されたため、眼科を受診した。視力は右眼0.4、左眼0.5、眼圧は右29 mmHg、左25 mmHg、視神経乳頭陥凹が認められ、原発開放隅角緑内障と診断された。処方1 で薬物療法を行い、1 ヶ月後の検査で眼圧は両眼ともに22 mmHg に低下したが、効果不十分として処方2 が追加された。(処方1 )ラタノプロスト点眼液0.005%5 mL 1 本1 回1 滴1 日1 回 夕 両目点眼(処方2 )ブリンゾラミド懸濁性点眼液1 %5 mL 1 本1 回1 滴1 日2 回 朝夕 両目点眼
服薬指導時の薬剤師の説明内容として、適切なのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 結膜嚢内に点眼する。点眼液は結膜嚢内に滴下するよう指導します。
- ⑵ 点眼後は瞬きしてよくなじませる。瞬きすると薬液が涙道から流出するため、点眼後はまぶたを閉じて目頭を押さえるよう指導します。
- ⑶ 夕に点眼する場合は処方1 の薬剤から点眼し、1 分後に処方2 の薬剤を点眼する。2剤を点眼する場合は5分以上の間隔をあける必要があり、1分後では短すぎます。
- ⑷ 点眼後は一時的に目がかすむことがあるので、症状が回復するまで自動車の運転等はしない。懸濁性点眼液で一時的に目がかすむことがあるため、回復するまで運転等を避けるよう伝えます。
- ⑸ 十分効果が得られない場合は、1 回2 滴まで点眼可能である。結膜嚢に保持できる量は約1滴分で、2滴点眼しても効果は増えず副作用が増えるおそれがあります。
解説
正解は⑴と⑷です。点眼薬は下まぶたを軽く引いて結膜嚢内に1滴滴下し、点眼後はまぶたを閉じて目頭を軽く押さえ、瞬きはしないよう指導します。ブリンゾラミドは懸濁性点眼液のため、点眼後に一時的に目がかすむことがあり、回復するまで自動車の運転などは避けるよう伝えます。2剤を点眼する場合は5分以上の間隔をあけ、吸収されにくい懸濁性点眼液を後に点眼します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成