細胞内情報伝達系に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
細胞内情報伝達系に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ ヒスタミンH1 受容体が刺激されると、Gs タンパク質を介してアデニル酸シクラーゼが活性化される。ヒスタミン H1 受容体は Gq タンパク質と共役し、ホスホリパーゼ C を活性化します。
- ⑵ インスリン受容体が刺激されると、インスリン受容体 β サブユニットの自己リン酸化が起こる。インスリン受容体は受容体型チロシンキナーゼで、刺激により β サブユニットが自己リン酸化されます。
- ⑶ インターフェロン α(IFN-α)受容体が刺激されると、JAK(ヤヌスキナーゼ)のチロシンキナーゼが活性化される。IFN-α 受容体が刺激されると、受容体に会合した JAK のチロシンキナーゼが活性化されます。
- ⑷ オピオイド μ 受容体が刺激されると、Gq タンパク質を介してホスホリパーゼC が活性化される。オピオイド μ 受容体は Gi/o タンパク質と共役し、アデニル酸シクラーゼを抑制します。
- ⑸ 心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP)受容体が刺激されると、可溶性グアニル酸シクラーゼが活性化される。ANP 受容体は膜結合型グアニル酸シクラーゼで、可溶性グアニル酸シクラーゼを活性化するのは NO です。
解説
正解は⑵と⑶です。インスリン受容体は受容体型チロシンキナーゼで、インスリンが α サブユニットに結合すると、β サブユニットのチロシンキナーゼが活性化されて自己リン酸化が起こり、IRS などを介して情報が伝わります。インターフェロン α 受容体はそれ自体にキナーゼ活性をもたず、会合している JAK が活性化されて STAT をリン酸化します。H1 受容体は Gq、μ 受容体は Gi/o と共役します。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成