循環血液量の減少時における細胞外液の補給に用いる輸液として、適切でないのはどれか…
循環血液量の減少時における細胞外液の補給に用いる輸液として、適切でないのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 生理食塩水生理食塩水は Na⁺ を含む細胞外液補充液で、主に細胞外液に分布するため適切です。
- ⑵ 5 %ブドウ糖液ブドウ糖の代謝後は自由水となって細胞内にも分布するため、細胞外液の補給には適しません。
- ⑶ 乳酸リンゲル液乳酸リンゲル液は電解質組成が細胞外液に近い細胞外液補充液で、適切です。
- ⑷ 酢酸リンゲル液酢酸リンゲル液は乳酸の代わりに酢酸を含む細胞外液補充液で、適切です。
- ⑸ 5 %ブドウ糖加乳酸リンゲル液ブドウ糖加乳酸リンゲル液も電解質組成は細胞外液に近く、細胞外液補充液として用いられます。
解説
正解は⑵です。5%ブドウ糖液は等張ですが、投与後にブドウ糖が代謝されると実質的に自由水を投与したことになり、細胞内液と細胞外液の全体に分布します。そのため細胞外液(血管内)にとどまる量が少なく、循環血液量の減少時の細胞外液補給には適しません。生理食塩水や乳酸リンゲル液、酢酸リンゲル液などは Na⁺ 濃度が細胞外液に近い細胞外液補充液で、主に細胞外液に分布するため適しています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成