がん終末期における呼吸困難に対する治療薬はどれか。1つ選べ。
がん終末期における呼吸困難に対する治療薬はどれか。1つ選べ。
- ⑴ アセトアミノフェンアセトアミノフェンは解熱鎮痛薬で、呼吸困難の緩和には用いられません。
- ⑵ アドレナリンアドレナリンはアナフィラキシーなどに用いる薬で、がん終末期の呼吸困難の治療薬ではありません。
- ⑶ スキサメトニウムスキサメトニウムは脱分極性筋弛緩薬で、呼吸筋を麻痺させるため呼吸困難の治療には用いません。
- ⑷ デキストロメトルファンデキストロメトルファンは鎮咳薬で、咳には用いますが呼吸困難の緩和効果はありません。
- ⑸ モルヒネモルヒネは呼吸中枢の感受性を下げて呼吸困難感を和らげるため、がん終末期の呼吸困難に用いられます。
解説
正解は⑸です。がん終末期の呼吸困難に対しては、原因への対応に加えて、モルヒネの全身投与が症状緩和に有効とされています。モルヒネは延髄の呼吸中枢の二酸化炭素に対する感受性を下げ、呼吸困難感を和らげるとともに、呼吸数を減らして呼吸仕事量を軽くします。少量から開始して呼吸抑制に注意しながら用います。ほかの選択肢は呼吸困難の緩和を目的とする薬ではありません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成