原発性アルドステロン症の臨床所見として、正しいのはどれか。1つ選べ。
原発性アルドステロン症の臨床所見として、正しいのはどれか。1つ選べ。
- ⑴ 低血圧症Na⁺ と水の貯留で循環血液量が増えるため、低血圧ではなく高血圧になります。
- ⑵ 低ナトリウム血症Na⁺ の再吸収が亢進しますが、エスケープ現象により血清 Na⁺ はほぼ正常から軽度高値になります。
- ⑶ 低カリウム血症アルドステロン過剰で K⁺ の尿中排泄が増え、低カリウム血症を生じます。
- ⑷ インスリン分泌の増加低カリウム血症ではインスリン分泌はむしろ低下し、耐糖能異常を起こすことがあります。
- ⑸ レニン活性の上昇循環血液量の増加によりレニン分泌は抑制され、レニン活性は低下します。
解説
正解は⑶です。原発性アルドステロン症は、副腎皮質の腺腫や過形成からアルドステロンが自律的に過剰分泌される疾患です。アルドステロンは腎集合管で Na⁺ の再吸収と K⁺ の排泄を促すため、高血圧と低カリウム血症が起こります。循環血液量の増加により、レニン活性は負のフィードバックで抑制されて低下します。血中 Na⁺ はエスケープ現象によりほぼ正常に保たれるのが特徴です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198924.html)を加工して作成