リーフレット中のMRI 検査に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
地域医療支援病院として、住民に医療情報を提供するために健康フェアを開催することになった。勤務する薬剤師は、MRI(Magnetic Resonance Imaging)検査に不安を持つ患者が多いと感じていたため、MRI 検査の原理と検査時の注意事項についてのリーフレットを作成することにした。
リーフレット中のMRI 検査に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 高い磁場中で測定が行われるので、ペースメーカーを植え込んでいる人は検査前に申し出てください。強い磁場がペースメーカーに影響するおそれがあるため、事前に申し出る必要があります。
- ⑵ 紫外線よりも波長が短い電磁波が身体に照射されますので、被ばくに注意する必要があります。MRIで用いるのは波長の長いラジオ波で、電離放射線ではないため被ばくはありません。
- ⑶ 検査に影響するものとして、金属を含んでいる化粧品や刺青があります。金属を含む化粧品や刺青は発熱や画像の乱れの原因となり、検査に影響します。
- ⑷ 脳のような骨に覆われている組織の観察は困難です。MRIは骨の影響を受けにくく、脳などの軟部組織の観察に優れています。
- ⑸ ドップラー効果の原理を利用して心臓の動きを観察することもできます。ドップラー効果を利用して心臓の動きや血流を観察するのは、超音波検査です。
解説
正解は⑴と⑶です。MRIは強い静磁場の中でラジオ波を照射し、体内の水素原子核の核磁気共鳴を利用して画像を作る検査です。強い磁場はペースメーカーの誤作動などを起こすおそれがあるため、植え込んでいる人は事前の申告が必要です。金属を含む化粧品や刺青は発熱ややけど、画像の乱れの原因になります。用いる電磁波は波長の長いラジオ波なので被ばくはなく、骨に覆われた脳の観察も得意です。ドップラー効果を利用するのは超音波検査です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成