呼吸器系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
呼吸器系に作用する薬物に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ オキシメテバノールは、アドレナリン β2 受容体を刺激することで、気管支平滑筋を弛緩させる。オキシメテバノールは麻薬性の中枢性鎮咳薬で、咳中枢を抑制します。β2受容体刺激薬ではありません。
- ⑵ カルボシステインは、ムコタンパク質中のジスルフィド(S-S)結合を開裂することで、痰の粘性を低下させる。カルボシステインは粘液中のシアル酸とフコースの構成比を正常化する粘液修復薬です。S-S結合を開裂するのはアセチルシステインです。
- ⑶ ジメモルファンは、延髄の咳中枢を抑制することで、咳反射を抑制する。ジメモルファンは非麻薬性の鎮咳薬で、延髄の咳中枢を抑制して咳反射を抑えます。
- ⑷ ブロムヘキシンは、アンブロキソールの活性代謝産物で、肺サーファクタントの分泌を促進する。関係が逆で、アンブロキソールがブロムヘキシンの活性代謝物です。
- ⑸ ジプロフィリンは、ホスホジエステラーゼを阻害してサイクリックAMP(cAMP)濃度を増加させることで、気管支平滑筋を弛緩させる。ジプロフィリンはPDEを阻害してcAMP濃度を高め、気管支平滑筋を弛緩させます。
解説
正解は⑶と⑸です。ジメモルファンは非麻薬性の中枢性鎮咳薬で、延髄の咳中枢を抑制して咳反射を抑えます。ジプロフィリンはキサンチン誘導体で、ホスホジエステラーゼを阻害してcAMPを増やし、気管支平滑筋を弛緩させます。オキシメテバノールは麻薬性の中枢性鎮咳薬で、β2刺激薬ではありません。カルボシステインは粘液の構成を正常化する薬で、S-S結合を切るのはアセチルシステインです。ブロムヘキシンの活性代謝物がアンブロキソールです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198923.html)を加工して作成