ある酵素の反応はミカエリス・メンテンの式に従い、ミカエリス定数は2 μmol/L…
ある酵素の反応はミカエリス・メンテンの式に従い、ミカエリス定数は2 μmol/L、最大反応速度は100 μmol/分である。阻害物質は含まれていないものとする。この酵素の反応に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 基質の濃度が4 μmol/Lのとき、反応速度は最大の100 μmol/分に達する。100×4÷(2+4)で約67 μmol/分となり、最大反応速度には達しません。
- ⑵ ミカエリス定数が小さい酵素ほど、基質との親和性は低いと判断する。ミカエリス定数が小さいほど、低い基質濃度で反応が進み、親和性は高いと判断します。
- ⑶ 基質の濃度を2倍にすると、どの濃度でも反応速度はちょうど2倍になる。基質濃度が高くなるほど反応速度は頭打ちになり、比例しなくなります。
- ⑷ 基質の濃度が2 μmol/Lのとき、反応速度は50 μmol/分である。基質濃度がミカエリス定数に等しいとき、反応速度は最大反応速度の半分になります。
- ⑸ 基質の濃度が6 μmol/Lのとき、反応速度は75 μmol/分である。100×6÷(2+6)=75で、75 μmol/分となります。
解説
正解は、基質濃度2 μmol/Lで50 μmol/分、6 μmol/Lで75 μmol/分という記述です。ミカエリス・メンテンの式では、反応速度は最大反応速度に基質濃度をかけ、ミカエリス定数と基質濃度の和で割って求めます。基質濃度がミカエリス定数に等しいと最大反応速度の半分になり、濃度が高くなるにつれて頭打ちになります。ミカエリス定数が小さいほど基質との親和性は高いと考えます。
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