ある薬物100 mgを経口投与したときの血中濃度時間曲線下面積は20 mg・h/…
ある薬物100 mgを経口投与したときの血中濃度時間曲線下面積は20 mg・h/Lであった。同じ人に同じ薬物50 mgを静脈内投与したときの血中濃度時間曲線下面積は25 mg・h/Lであった。体内動態は線形とする。この薬物の経口投与での生物学的利用率として、最も近い値はどれか。
- ⑴ 0.50.5は静注の投与量あたりの曲線下面積で、利用率の分母にあたる値です。
- ⑵ 0.4投与量あたりの曲線下面積は経口で0.2、静注で0.5なので、比は0.4になります。
- ⑶ 1.61.6は投与量の比を逆に用いた値で、利用率は1を超えることはありません。
- ⑷ 0.20.2は経口の曲線下面積を投与量で割った値で、静注の結果と比べていません。
- ⑸ 0.80.8は両方の曲線下面積をそのまま比べた値で、投与量の違いを補正していません。
解説
正解は⑵です。生物学的利用率は、経口投与で全身循環に入る割合で、投与量あたりの血中濃度時間曲線下面積を、静脈内投与の場合と比べて求めます。経口では20を100で割って0.2、静注では25を50で割って0.5となり、0.2を0.5で割って0.4です。両方の面積をそのまま比べると、投与量の違いが補正されないため誤りになります。体内動態が線形であることが、この計算の前提です。
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