健康診断で腹囲の大きさを指摘された48歳の男性に、内臓脂肪の蓄積が生活習慣病につ…
健康診断で腹囲の大きさを指摘された48歳の男性に、内臓脂肪の蓄積が生活習慣病につながる仕組みを説明することになった。説明の内容として、正しいのはどれか。
- ⑴ 内臓脂肪が蓄積すると、プラスミノーゲン活性化抑制因子の分泌が減り、血栓ができにくくなる。内臓脂肪の蓄積でこの因子の分泌は増え、線溶が抑えられて血栓ができやすくなります。
- ⑵ 皮下脂肪は内臓脂肪より代謝が活発で、増えると門脈を通じて肝臓へ遊離脂肪酸を多く送る。門脈を通じて肝臓へ遊離脂肪酸を送り込むのは、腸間膜などにつく内臓脂肪です。
- ⑶ 内臓脂肪の量は、体重と身長から求める体格指数によって皮下脂肪と区別して評価できる。体格指数では脂肪のつき方を区別できないため、腹囲や画像検査で内臓脂肪を評価します。
- ⑷ 内臓脂肪が蓄積すると、インスリンの感受性を高めるアディポネクチンの分泌が減る。肥大した脂肪細胞ではアディポネクチンの分泌が低下し、インスリン抵抗性や動脈硬化が進みやすくなります。
- ⑸ 内臓脂肪が増えると、食欲を抑えるレプチンの血中濃度が下がり、食欲が増す。肥満ではレプチンの血中濃度はむしろ高く、効きが悪くなるレプチン抵抗性の状態になります。
解説
正解は⑷です。内臓脂肪は代謝が活発で、蓄積するとインスリンの感受性を高めて動脈硬化を抑えるアディポネクチンの分泌が減り、血栓をできやすくするプラスミノーゲン活性化抑制因子の分泌は増えます。また遊離脂肪酸が門脈を通じて肝臓へ多く送られ、脂質異常やインスリン抵抗性につながります。肥満ではレプチンが高値でも効きが悪くなります。体格指数では内臓脂肪を区別できないため、腹囲で評価します。
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