薬用植物園で、医薬品の原料となった植物を見学した。植物とその部位から得られる成分…
薬用植物園で、医薬品の原料となった植物を見学した。植物とその部位から得られる成分についての説明として、正しいのはどれか。
- ⑴ マオウは根を薬用部位とし、そこに含まれるエフェドリンが交感神経を刺激する。生薬の麻黄は地上茎を用い、エフェドリンなどのアルカロイドは主に地上茎に含まれます。
- ⑵ ヤナギの樹皮には、キナの樹皮と同じくマラリアの治療に用いるキニーネが多く含まれる。ヤナギの樹皮に含まれるのはサリシンで、これがアスピリン開発の手がかりとなりました。
- ⑶ ニチニチソウの葉からは、抗不整脈薬として用いられるキニジンが得られる。ニチニチソウから得られるのはビンクリスチンなどの抗腫瘍薬で、キニジンはキナの樹皮由来です。
- ⑷ ケシの未熟な果実に傷をつけて得た乳液を乾燥させたものがアヘンで、モルヒネを含む。アヘンはケシの未熟果皮から出る乳液を固めたもので、モルヒネやコデインなどのアルカロイドを含みます。
- ⑸ ジギタリスの種子からは、痛風発作の治療に用いられるコルヒチンが得られる。ジギタリスの葉には強心配糖体が含まれ、コルヒチンはイヌサフランの種子や球根から得られます。
解説
正解は⑷です。アヘンはケシの未熟果実の果皮に傷をつけて出る乳液を乾燥させたもので、モルヒネなどのアルカロイドを含みます。ジギタリスの葉は強心配糖体の原料で、コルヒチンはイヌサフランから得られます。ヤナギの樹皮のサリシンはアスピリン開発の手がかりとなり、キニーネとキニジンはキナの樹皮に由来します。麻黄は地上茎を用い、ニチニチソウはビンクリスチンなどの抗腫瘍薬の原料です。
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