60歳の男性に用いる院内製剤の溶液の濃度を確かめるため、薬剤師が層長1 cmのセ…
60歳の男性に用いる院内製剤の溶液の濃度を確かめるため、薬剤師が層長1 cmのセルに入れて極大吸収波長で透過率を測定したところ、50%であった。同じセルを用い、濃度を3倍にした溶液を同じ波長で測定したときの透過率として、最も近いのはどれか。ただし、ランベルト・ベールの法則が成り立つものとする。
- ⑴ 6.25%濃度を4倍にしたときの透過率で、3倍のときの値ではありません。
- ⑵ 37.5%透過率が濃度に比例して一定量ずつ減ると考えた値で、実際の減り方とは異なります。
- ⑶ 16.7%透過率を濃度の倍数の3で割った値で、透過率は濃度に反比例するわけではありません。
- ⑷ 12.5%吸光度が3倍になるため、透過率は0.5の3乗の0.125、つまり12.5%になります。
- ⑸ 25.0%濃度を2倍にしたときの透過率で、3倍のときの値ではありません。
解説
正解は⑷です。ランベルト・ベールの法則では、吸光度は濃度と層長に比例し、吸光度は透過率の逆数の常用対数で表されます。濃度を3倍にすると吸光度は3倍になるため、透過率は元の透過率0.5の3乗となり、0.125、つまり12.5%になります。透過率は濃度に比例も反比例もしないため、直接割ったり引いたりすると誤りになります。定量には吸光度を用いるのはこのためです。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。