地域の健康づくりの計画を立てるにあたり、健康づくりに関わる国際的な考え方を整理し…
地域の健康づくりの計画を立てるにあたり、健康づくりに関わる国際的な考え方を整理した。記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 健康の社会的決定要因とは本人の遺伝的な体質のことで、所得や教育の違いは含めずに考える。健康の社会的決定要因には、所得や教育、職業、住環境など社会的な条件が含まれます。
- ⑵ オタワ憲章では、ヘルスプロモーションを、人々が自らの健康をコントロールし、改善できるようにするプロセスと定義した。個人の努力に加え、健康を支える環境づくりを含めた考え方として示されました。
- ⑶ アルマ・アタ宣言は、地域の住民が参加し、身近な場で受けられる基本的な保健医療としてプライマリヘルスケアを示した。すべての人に健康を、という目標に向けた基本的な保健医療の考え方です。
- ⑷ ノーマライゼーションは、障害のある人を専門の施設に集めて手厚く保護することを目指す考え方である。ノーマライゼーションは、障害のある人も地域で他の人と同じように暮らせる社会を目指す考え方です。
- ⑸ ヘルスプロモーションは、医療機関が病気を早い段階で見つけて治療することを主な目的とする考え方である。早期発見と早期治療は二次予防の考え方で、ヘルスプロモーションは健康を支える力と環境を高めることを目指します。
解説
正解は⑵と⑶です。1978年のアルマ・アタ宣言は、住民の参加のもとで身近に受けられる基本的な保健医療としてプライマリヘルスケアを掲げました。1986年のオタワ憲章は、ヘルスプロモーションを、人々が自らの健康をコントロールし改善できるようにするプロセスと定義し、健康を支える環境づくりを重視しました。健康は所得や教育などの社会的な条件にも左右され、これを健康の社会的決定要因といいます。
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