脳梗塞の後遺症がある70歳の男性について、生活機能を国際生活機能分類(ICF)の…
脳梗塞の後遺症がある70歳の男性について、生活機能を国際生活機能分類(ICF)の考え方で整理する。次の情報のうち、ICFの「活動」に分類されるものはどれか。
- ⑴ 右の上肢と下肢の筋力が、発症前と比べて低下している。身体の働きそのものの状態なので、「心身機能・身体構造」に分類されます。
- ⑵ 以前は世話役を務めていた町内会の行事に、出られなくなった。社会的な役割や生活場面への関わりなので、「参加」に分類されます。
- ⑶ 右手で箸を使って、自分で食事をとることが難しくなっている。食事をとるという個人が行う課題や行為の遂行の状態なので、「活動」に当たります。
- ⑷ もともと人付き合いを好む性格で、外出への意欲が高い。性格や意欲など本人に固有の特徴なので、「個人因子」に分類されます。
- ⑸ 自宅の玄関に高い段差があり、手すりも付いていない。本人を取り巻く物的な環境なので、「環境因子」に分類されます。
解説
「活動」に分類されるのは、箸を使って食事をとることが難しいという情報です。ICFは障害を病気の結果としてだけでなく、心身機能・身体構造、活動、参加の3つの生活機能と、環境因子・個人因子の背景因子との相互作用でとらえる考え方です。筋力低下は心身機能、町内会の行事は参加、玄関の段差は環境因子、性格は個人因子に当たります。健康を生活全体から見る考え方への変化を表しています。
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