気管支ぜん息のある6歳の子どもの母親から、梅雨の時期になると寝具のダニが増えて症…
気管支ぜん息のある6歳の子どもの母親から、梅雨の時期になると寝具のダニが増えて症状が悪くなると相談を受けた。ダニとそのアレルゲンを減らすための助言として、正しいのはどれか。
- ⑴ 室温を下げて10℃以下に保つと、ダニが活動を止めて冬眠のような状態となり、アレルゲンが出にくくなる。一般の住宅で室温をそこまで下げ続けることは現実的でなく、ダニ対策の基本は湿度を下げることです。
- ⑵ 防虫剤のパラジクロロベンゼンを寝具のそばに置いておくと、ダニのアレルゲンが分解されて除かれる。パラジクロロベンゼンは衣類の防虫剤で、室内空気の汚染物質にもなり、アレルゲンを分解する働きはありません。
- ⑶ 室内の二酸化炭素の濃度を下げると、ダニの呼吸が妨げられて増殖が抑えられるため、換気の回数を増やす。換気は湿度を下げる点で役立ちますが、二酸化炭素の濃度でダニの呼吸が妨げられるわけではありません。
- ⑷ 換気や除湿で室内の湿度を下げ、寝具を十分に乾かしたあとで、掃除機で表面の死骸やふんを吸い取る。ダニは高い湿度で増殖し、死骸やふんがアレルゲンとなるため、乾燥と吸い取りの組合せが有効です。
- ⑸ 寝具を日光に当てて表面を温めておけば、内部にあるダニの死骸やふんもアレルゲンとしての働きを失う。日光に当てても死骸やふんのアレルゲンは残るため、乾かしたあとに掃除機で吸い取ることが大切です。
解説
正解は⑷です。室内のヒョウヒダニ類は、温度が高く湿度の高い環境で増え、その死骸やふんが気管支ぜん息などのアレルゲンになります。換気や除湿で室内の湿度を下げ、寝具を乾かしたうえで、掃除機で表面の死骸やふんを吸い取ることが基本の対策です。日光に当てるだけではアレルゲンは残ります。パラジクロロベンゼンのような防虫剤は、それ自体が室内空気の汚染物質になることがあります。
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