室内において健康影響を与える因子及び指標・基準に関する記述として、正しいのはどれ…
室内において健康影響を与える因子及び指標・基準に関する記述として、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 室内空気中の総揮発性有機化合物の暫定目標値は、各揮発性有機化合物の毒性を基に定められている。TVOCの暫定目標値は個々の毒性ではなく、家屋の実態調査に基づき達成可能な値として定められています。
- ⑵ ヒョウヒダニの死骸はアレルゲンとなるため、学校保健安全法においてダニ又はダニアレルゲンの基準が設定されている。ダニの死骸や糞はアレルゲンとなり、学校環境衛生基準でダニ又はダニアレルゲンの基準が設定されています。
- ⑶ ホルムアルデヒドはシックハウス症候群の原因となり、建築基準法において建材への使用が禁止されている。建築基準法ではホルムアルデヒドを発散する建材の使用面積が制限されていますが、使用自体は禁止されていません。
- ⑷ カビの増殖は気温や気湿によって影響を受けるため、気温と気湿の管理は、アレルギー性疾患の予防には重要である。カビの増殖は気温・湿度の影響を受けるため、その管理はアレルギー性疾患の予防に重要です。
- ⑸ レジオネラ属菌は温泉や公共入浴施設において感染例が多く、20~30 歳の患者数が多い。レジオネラ症の患者は中高年、特に50歳以上の男性に多く、20〜30歳ではありません。
解説
正解は⑵と⑷です。学校保健安全法に基づく学校環境衛生基準では、ダニ又はダニアレルゲンについて、100匹/m²以下又はこれと同等のアレルゲン量以下とする基準が令和6年時点で設定されています。カビの増殖は気温や湿度に左右されるため、その管理はアレルギー性疾患の予防に重要です。総揮発性有機化合物(TVOC)の暫定目標値は、毒性からではなく国内家屋の実態調査に基づき合理的に達成可能な値として定められています。ホルムアルデヒドは建材への使用が禁止されているのではなく、使用面積が制限されています。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000198929.html)を加工して作成