ある医薬品の水溶液を層長1 cmのセルに入れ、極大吸収波長で吸光度を測定したとこ…
ある医薬品の水溶液を層長1 cmのセルに入れ、極大吸収波長で吸光度を測定したところ0.45であった。この波長での医薬品のモル吸光係数を1.5×10の4乗 L/(mol・cm)とすると、水溶液中の医薬品の濃度として正しいのはどれか。
- ⑴ 6.8×10の3乗 mol/L吸光度とモル吸光係数を掛けており、割るべきところを掛けています。
- ⑵ 3.0×10の-5乗 mol/Lランベルト・ベールの法則から、濃度は0.45÷(1.5×10の4乗×1)=3.0×10の-5乗 mol/Lです。
- ⑶ 1.5×10の-5乗 mol/L吸光度をさらに2で割っており、法則の式に当てはめた値と合いません。
- ⑷ 3.3×10の4乗 mol/Lモル吸光係数を吸光度で割っており、割る向きが逆です。
- ⑸ 3.0×10の-4乗 mol/L計算は合っていますが、10のべき乗の指数を1つ取り違えています。
解説
正解は⑵です。ランベルト・ベールの法則では、吸光度Aはモル吸光係数ε、濃度c、層長lの積で表され、A=εclとなります。この式を濃度について解くと c=A÷(εl)なので、0.45÷(1.5×10の4乗×1)=3.0×10の-5乗 mol/Lとなります。吸光度は透過度の逆数の常用対数で、濃度と比例関係にあるため定量に利用できます。高い濃度では法則から外れることがあるため、吸光度が適切な範囲に入るよう希釈して測定します。
当サービスが作成したオリジナル問題です。実際の試験問題ではありません。