日本薬局方の医薬品の定量に用いられる容量分析について、正しいのはどれか。2つ選べ…
日本薬局方の医薬品の定量に用いられる容量分析について、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ 非水滴定で弱塩基性の医薬品を定量するときは、滴定液として水酸化ナトリウム液を用いる。弱塩基の非水滴定では、酢酸などの溶媒中で過塩素酸を滴定液として用います。
- ⑵ ヨウ素を用いる酸化還元滴定では、終点の検出に指示薬としてメチルオレンジを用いる。ヨウ素滴定ではデンプン試液がヨウ素と青色を呈することを利用して終点を検出します。
- ⑶ 硝酸銀液による沈殿滴定では、終点の検出に酸塩基指示薬のフェノールフタレインを用いる。沈殿滴定ではクロム酸カリウムや吸着指示薬などを用い、酸塩基指示薬は用いません。
- ⑷ エチレンジアミン四酢酸二水素二ナトリウムによるキレート滴定では、金属イオンと1対1の錯体ができる。エデト酸は金属イオンの価数によらず1対1の割合で安定な錯体をつくります。
- ⑸ 過マンガン酸カリウム液による滴定では、過マンガン酸イオンの赤紫色が終点を知らせる指示薬を兼ねる。過マンガン酸イオンは還元されると色を失うため、わずかに過剰になった時点の淡紅色で終点が分かります。
解説
正解は⑷と⑸です。キレート滴定に用いるエデト酸ナトリウムは、多くの金属イオンと価数によらず1対1で錯体をつくるため、反応量の計算が簡単です。過マンガン酸カリウムによる酸化還元滴定では、過マンガン酸イオンの赤紫色が還元されて消えるため、指示薬を加えなくても終点が分かります。沈殿滴定では吸着指示薬など、弱塩基の非水滴定では過塩素酸、ヨウ素滴定ではデンプン試液が用いられます。
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