定量分析で試料溶液や標準液をつくるときに用いる濃度の表し方について、正しいのはど…
定量分析で試料溶液や標準液をつくるときに用いる濃度の表し方について、正しいのはどれか。2つ選べ。ただし、塩化ナトリウムの式量は58.4とする。
- ⑴ w/v%は、溶液100 gの中に溶けている溶質のグラム数によって表した濃度である。w/v%は溶液100 mLの中の溶質のグラム数で表し、溶液の質量ではなく体積を基準にします。
- ⑵ 質量パーセント濃度が10%の水溶液100 gには、溶質が1 g含まれていることになる。10%の水溶液100 gに含まれる溶質は10 gで、1 gでは1%になります。
- ⑶ モル濃度は、溶媒1 kgに溶けている溶質の物質量によって表した濃度のことである。溶媒1 kgあたりの物質量は質量モル濃度で、モル濃度は溶液1 Lあたりの物質量です。
- ⑷ 1 ppmは質量の比で100万分の1を表し、薄い水溶液ではおよそ1 mg/Lに相当する。水溶液1 Lは約1 kgなので、100万分の1は約1 mgとなり、1 ppmは約1 mg/Lです。
- ⑸ 0.10 mol/Lの塩化ナトリウム水溶液1 Lには、塩化ナトリウムが約5.8 g溶けている。物質量0.10 molに式量58.4を掛けると、約5.8 gになります。
解説
正解は⑷と⑸です。濃度の表し方には、溶液1 Lあたりの物質量で表すモル濃度、溶媒1 kgあたりの物質量で表す質量モル濃度、溶液100 gあたりの溶質の質量で表す質量パーセント濃度、溶液100 mLあたりの溶質のグラム数で表すw/v%などがあります。ppmは100万分の1を表し、密度がほぼ1の薄い水溶液では約1 mg/Lに相当します。0.10 mol/Lの塩化ナトリウム水溶液1 Lには、0.10×58.4=約5.8 gが溶けています。
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