65歳の男性。腎機能が低下しているにもかかわらず、腎排泄型の薬が通常量で処方され…
65歳の男性。腎機能が低下しているにもかかわらず、腎排泄型の薬が通常量で処方されていたため、薬剤師が処方医に問い合わせ、減量するよう指示を受けた。この後の薬剤師の対応として、最も適切なのはどれか。
- ⑴ 減量の指示を受けたので、ほかの薬についても薬剤師の判断で同じ割合に減らして調剤する。照会して同意を得た薬以外を独自に変更することは、処方の変更に当たり認められません。
- ⑵ 回答が得られた後でも、元の処方箋の記載を優先して通常量のまま調剤し、患者に説明する。疑義が解消されて処方が変更されたので、変更後の内容で調剤するのが適切です。
- ⑶ 患者に処方医へ電話をかけてもらい、変更の内容を医師から直接伝えてもらうよう依頼する。疑義照会は薬剤師が処方医に直接行い、その結果に基づいて調剤します。
- ⑷ 問い合わせは電話で口頭のやり取りで済んだので、記録を残さずに変更後の量で調剤する。疑義照会の内容と回答は、後から確認できるよう記録しておく必要があります。
- ⑸ 問い合わせた内容と医師の回答を処方箋や調剤録に記録し、変更された内容で調剤する。疑義照会の内容と回答は記録に残し、医師の同意を得て変更された処方で調剤します。
解説
正解は⑸です。薬剤師法では、処方箋中に疑わしい点があるときは、処方した医師に問い合わせて疑わしい点を確かめた後でなければ調剤してはならないとされています。照会によって処方が変更された場合は、医師の同意を得た変更後の内容で調剤し、照会の内容と回答を処方箋や調剤録に記録します。記録は、後日の確認や医療機関との情報共有に役立ちます。照会していない薬を薬剤師の判断で変えることはできません。
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