ネフローゼ症候群で血清アルブミン値が2.0 g/dLに低下している45歳の男性が…
ネフローゼ症候群で血清アルブミン値が2.0 g/dLに低下している45歳の男性が、フェニトインを服用中に眼振とふらつきを訴えた。測定したフェニトインの血中総濃度は8 μg/mLであった。補正濃度=測定値÷(0.2×血清アルブミン値+0.1)の式で補正すると、得られる値はどれか。
- ⑴ 20 μg/mL分母の0.1を加えずに0.4で割った値で、式の一部が抜けています。
- ⑵ 16 μg/mL分母は0.2×2.0+0.1で0.5となり、8÷0.5で16 μg/mLです。
- ⑶ 4 μg/mL測定値に0.5を掛けた値で、補正の式とは逆に計算しています。
- ⑷ 8 μg/mL補正を行っていない測定値そのままで、低アルブミン血症の影響を考えていません。
- ⑸ 10 μg/mL分母の定数0.1を0.4と取り違えて、0.8で割った値です。
解説
補正した値は16 μg/mLです。フェニトインは血漿中で大部分がアルブミンと結合しているため、低アルブミン血症では遊離形の割合が増え、総濃度が低めに測られても作用は強く現れます。与えられた式では分母が0.2×2.0+0.1で0.5となり、8÷0.5で16 μg/mLです。この患者の眼振とふらつきは、補正した濃度が高いことと一致しており、総濃度だけで判断せず、遊離形を意識して評価することが大切です。
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