バイオ医薬品の純度を確認するため、たんぱく質を電気泳動で分離した。電気泳動法に関…
バイオ医薬品の純度を確認するため、たんぱく質を電気泳動で分離した。電気泳動法に関する記述のうち、正しいのはどれか。2つ選べ。
- ⑴ アガロースゲルの電気泳動では、DNAは陰極に向かって移動していく。DNAはリン酸基のために負に帯電しているので、陽極に向かって移動します。
- ⑵ ドデシル硫酸ナトリウムで処理すると、たんぱく質は質量にほぼ比例した負電荷をもつ。界面活性剤がたんぱく質に一定の比率で結合して変性させ、もとの電荷を打ち消して一様な負電荷を与えます。
- ⑶ ドデシル硫酸ナトリウムを含むポリアクリルアミドゲルでは、分子量の小さいものほど速く進む。電荷と質量の比がそろうため、ゲルの網目のふるい効果で分子量の小さいものほど速く移動します。
- ⑷ 等電点電気泳動では、たんぱく質は分子量の大きさに応じた位置で止まる。等電点電気泳動では、pHの勾配の中でたんぱく質がそれぞれの等電点の位置に止まります。
- ⑸ 等電点より低いpHの緩衝液の中では、たんぱく質は陽極側へ移動する。等電点より低いpHではたんぱく質は正に帯電するため、陰極側へ移動します。
解説
正しいのは、ドデシル硫酸ナトリウムで処理したたんぱく質が質量にほぼ比例した負電荷をもつという記述と、そのゲル電気泳動で分子量の小さいものほど速く進むという記述です。この方法では、たんぱく質ごとの電荷の違いが打ち消され、ゲルのふるい効果だけで分子量の順に分離されます。等電点電気泳動は等電点の違いで分離する方法で、等電点より低いpHではたんぱく質は正に帯電して陰極へ向かいます。
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