徐々に発症した幼児期の内斜視で遠視の屈折矯正により斜視角が10 Δ以上改善したと…
徐々に発症した幼児期の内斜視で遠視の屈折矯正により斜視角が10 Δ以上改善したとき正しいのはどれか。
- ⑴ AC/A 比が高い。遠視の矯正で改善したことからは高AC/A比とは判断できません。
- ⑵ 輻湊過多型である。輻湊過多型は近見で内斜視が大きい型で、本問の条件からは判断できません。
- ⑶ 感覚性内斜視である。感覚性内斜視は視力不良による斜視で、遠視の矯正では改善しません。
- ⑷ 調節性内斜視である。遠視の矯正で斜視角が改善したことから、調節性内斜視と判断できます。
- ⑸ 二重焦点眼鏡の適応である。二重焦点眼鏡は高AC/A比の非屈折性調節性内斜視に用います。
解説
正解は⑷です。幼児期に徐々に発症した内斜視で、遠視を矯正すると斜視角が10Δ以上改善した場合は、遠視を補うための過剰な調節に伴う輻湊が内斜視の原因と考えられ、調節性内斜視と判断できます。眼鏡で正位または小さな斜位になれば屈折性、内斜視が残れば部分調節性です。高AC/A比や輻湊過多型(近見で内斜視が大きい型)は非屈折性調節性内斜視の特徴で、二重焦点眼鏡の適応になります。感覚性内斜視は片眼の視力不良による斜視で、遠視の矯正では改善しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-10.html)を加工して作成