物体失認に該当する症状で正しいのはどれか。
物体失認に該当する症状で正しいのはどれか。
- ⑴ 眼球運動障害を認める。眼球運動障害は運動系の障害で、失認の症状ではありません。
- ⑵ 有名人の顔が分からない。顔が分からないのは相貌失認です。
- ⑶ 出された食事が何か分からない。見えているのに物が何か分からないのが物体失認の症状です。
- ⑷ 物体の位置関係が理解できない。位置関係が分からないのは視空間失認です。
- ⑸ 文字や数字のみが認識できない。文字や数字のみが分からないのは純粋失読などです。
解説
正解は⑶です。物体失認は、視力や視野に問題がなく、物を見ることはできるのに、それが何であるかを視覚的に認識できない状態で、側頭葉腹側を中心とした視覚性連合野の障害で起こります。触ったり音を聞いたりすれば分かる点が特徴です。出された食事を見ても何か分からないのはこれに当たります。有名人の顔が分からないのは相貌失認、物の位置関係が分からないのは視空間失認、文字だけが読めないのは純粋失読で、眼球運動障害は失認とは別の障害です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp260424-10.html)を加工して作成