網膜中心動脈閉塞で正しいのはどれか。
網膜中心動脈閉塞で正しいのはどれか。
- ⑴ ERG は消失型である。網膜内層の障害のため、ERGはb波が低下する陰性型を示し、消失型ではありません。
- ⑵ 視力障害は緩徐に進行する。突然に高度な視力障害が生じます。
- ⑶ 全身疾患とは無関係である。高血圧や動脈硬化、心疾患による塞栓など全身疾患と関連します。
- ⑷ 中心窩の色調は正常である。中心窩は脈絡膜の色が透見されて色調が保たれ、桜実紅斑として見えます。
- ⑸ OCT で網膜外層の異常を示す。OCTでは網膜内層の肥厚と高反射がみられ、外層ではありません。
解説
正解は⑷です。網膜中心動脈閉塞症では、網膜内層が虚血で白く混濁しますが、中心窩には網膜内層がなく、下の脈絡膜の赤い色調がそのまま透見されるため、周囲の白濁との対比で桜実紅斑(cherry-red spot)として見えます。つまり中心窩自体の色調は保たれています。突然の高度な視力低下が特徴で、高血圧、動脈硬化、心疾患(塞栓源)などの全身疾患と関連します。ERGはb波が低下する陰性型、OCTでは網膜内層の肥厚と高反射がみられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-10.html)を加工して作成