Bagolini 線条レンズを装用して患者が融像できた範囲(別冊No. 5)を別…
Bagolini 線条レンズを装用して患者が融像できた範囲(別冊No. 5)を別に示す。考えられるのはどれか。
- ⑴ 左滑車神経麻痺左上斜筋の作用方向(右下方)で融像できない範囲を示すパターンに合致します。
- ⑵ 左動眼神経麻痺動眼神経麻痺では上・下・内方の多方向で融像できなくなります。
- ⑶ 右外転神経麻痺右外転神経麻痺では右方視で融像できなくなります。
- ⑷ 左眼窩吹き抜け骨折吹き抜け骨折では主に上方視や下方視で融像できなくなります。
- ⑸ 右double elevator palsydouble elevator palsyでは上方視全体で融像できなくなります。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑴です。Bagolini線条レンズを装用して各方向を見てもらい、融像(単一視)できる範囲を記録すると、麻痺筋の作用方向で融像できない領域が現れます。図は確認できませんが、公表正答からは、左眼の上斜筋の作用方向である右下方(左眼の内下転方向)で融像できない範囲を示す図と考えられ、左滑車神経麻痺に合います。動眼神経麻痺では多方向に、外転神経麻痺では麻痺側の水平方向に、眼窩吹き抜け骨折や double elevator palsy では上方に融像不能域が広がります。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp250428-10.html)を加工して作成