左右の視野異常が調和性〈congruous〉を示すのはどの病変か。
左右の視野異常が調和性〈congruous〉を示すのはどの病変か。
- ⑴ 視神経視神経の病変は片眼性の視野異常で、左右の調和性は問題になりません。
- ⑵ 視交叉視交叉の病変は両耳側半盲となり、同名半盲の調和性とは異なります。
- ⑶ 視索視索の病変は非調和性の同名半盲になりやすいのが特徴です。
- ⑷ 視放線視放線では調和性が高まりますが、最も調和性が高いのは後頭葉の病変です。
- ⑸ 後頭葉後頭葉では左右眼の対応する線維が近接し、最も調和性の高い同名半盲になります。
解説
正解は⑸です。調和性(congruous)とは、同名半盲で左右眼の視野欠損の形が互いによく一致していることを指します。視索では同じ視野部位を担う左右眼の線維がまだ十分に隣り合っていないため、欠損の形が左右で異なる非調和性になりやすく、視路を後方へ進むほど対応する線維が近接して調和性が高くなります。後頭葉の病変では最も調和性の高い同名半盲となり、黄斑回避を伴うこともあります。視神経や視交叉の病変は同名半盲そのものを生じにくいです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp240424-10.html)を加工して作成