1 年前にB 型肝炎ワクチンを接種した。血液検査の結果、HBs 抗原陰性、HBs…
1 年前にB 型肝炎ワクチンを接種した。血液検査の結果、HBs 抗原陰性、HBs抗体陽性であった。適切な対応はどれか。
- ⑴ B 型肝炎ワクチンの再接種ワクチンの再接種は抗体が獲得できなかった場合に検討するもので、本例では不要です。
- ⑵ インターフェロン療法インターフェロン療法は慢性B型肝炎などの治療で、感染していない本例には不要です。
- ⑶ ステロイドパルス療法ステロイドパルス療法は本例の状態には適応がありません。
- ⑷ 肝移植肝移植は肝不全の治療で、本例には不要です。
- ⑸ 経過観察HBs抗原陰性・HBs抗体陽性は免疫獲得を示すため、経過観察で十分です。
解説
正解は⑸です。HBs抗原陰性はB型肝炎ウイルスに感染していないこと、HBs抗体陽性は感染防御に有効な抗体を持っていることを示します。ワクチン接種によってHBs抗体が陽性(一般に10mIU/mL以上)になっていれば免疫が獲得されており、追加の処置は不要で経過観察とします。ワクチンの再接種は抗体が陰性の場合に検討します。インターフェロン療法、ステロイドパルス療法、肝移植は肝炎や肝不全の治療であり、本例では不要です。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp230524-10.html)を加工して作成