45 歳の男性。2年前に右滑車神経麻痺と診断され経過観察中である。むき眼位検査を…
45 歳の男性。2年前に右滑車神経麻痺と診断され経過観察中である。むき眼位検査を行った。考えられる所見として誤っているのはどれか。
- ⑴ 左上直筋の遅動左下直筋の過動に伴い、拮抗筋の左上直筋に見かけ上の遅動がみられます。
- ⑵ 左下直筋の過動右上斜筋のヨーク筋である左下直筋が過動になります。
- ⑶ 右上斜筋の遅動麻痺筋である右上斜筋は遅動になります。
- ⑷ 右下斜筋の過動右上斜筋の拮抗筋である右下斜筋が過動になります。
- ⑸ 左上斜筋の過動左上斜筋は麻痺筋の拮抗筋・ヨーク筋のいずれでもなく、過動は起こりません。
解説
正解は⑸です。右滑車神経麻痺では、右上斜筋が遅動となり、その拮抗筋の右下斜筋が過動になります。さらにHeringの法則により、右上斜筋のヨーク筋である左下直筋が過動となり、時間が経つと左下直筋の拮抗筋である左上直筋に見かけ上の遅動(抑制性麻痺)がみられることがあります。左上斜筋はこの関係のどこにも当たらず、過動となる理由がないため、左上斜筋の過動という所見は誤りです。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp220421-10.html)を加工して作成