1歳の内斜視の患児に斜視角の定量を行う場合、適した方法はどれか。2つ選べ。
1歳の内斜視の患児に斜視角の定量を行う場合、適した方法はどれか。2つ選べ。
- ⑴ Krimsky 試験角膜反射を利用する他覚的方法で、乳幼児の斜視角の定量に適しています。
- ⑵ 大型弱視鏡検査大型弱視鏡検査は器械をのぞいて応答する必要があり、1歳児には困難です。
- ⑶ Hirschberg 試験角膜反射の位置で斜視角を概算でき、乳幼児に適しています。
- ⑷ Maddox 杆正切尺法Maddox杆正切尺法は自覚的な応答が必要で、1歳児には適しません。
- ⑸ 交代プリズム遮閉試験交代プリズム遮閉試験は確実な固視と協力が必要で、1歳児では困難です。
解説
正解は⑴と⑶です。1歳児は自覚的な応答や長時間の固視が難しいため、角膜反射を用いる他覚的な方法が適しています。Hirschberg試験は角膜反射の位置から斜視角を概算し(瞳孔縁で約15°)、Krimsky試験はプリズムで角膜反射を瞳孔中央に合わせて定量します。大型弱視鏡検査とMaddox杆正切尺法は自覚的な応答が必要で、交代プリズム遮閉試験は正確ですが十分な固視と協力が必要なため、1歳児には適しません。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-10.html)を加工して作成