調和性異常対応の顕性偏位を定量するのに最も適しているのはどれか。
調和性異常対応の顕性偏位を定量するのに最も適しているのはどれか。
- ⑴ Krimsky 試験Krimsky試験は角膜反射をプリズムで中央に合わせる概算法で、精密な定量には劣ります。
- ⑵ Hirschberg 試験Hirschberg試験は角膜反射の位置から斜視角を推定するもので、概算にとどまります。
- ⑶ 交代プリズム遮閉試験交代プリズム遮閉試験は潜在成分を含む全偏位を測るため、顕性偏位だけの定量には不向きです。
- ⑷ 同時プリズム遮閉試験同時プリズム遮閉試験は両眼視下の顕性偏位のみを測定でき、最も適しています。
- ⑸ 大型弱視鏡による交代点滅法大型弱視鏡の交代点滅法は器械内での他覚的斜視角測定で、自然視下の顕性偏位とは一致しにくい方法です。
解説
正解は⑷です。調和性異常対応では、両眼視状態での顕性偏位(斜視角)と、片眼を遮閉したときに現れる潜在成分を含んだ偏位が異なることがあります。同時プリズム遮閉試験は、固視眼の遮閉と同時に斜視眼前にプリズムを置き、両眼視下の顕性偏位だけを測定できるため最も適しています。交代プリズム遮閉試験は融像を除いた全偏位(顕性+潜在)を測ります。Hirschberg・Krimsky試験は角膜反射による概算で精度が劣り、大型弱視鏡は他覚的斜視角の測定に用います。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp210416-10.html)を加工して作成