38 歳の男性。交通事故による頭部打撲のため一時的に意識消失した後、複視を自覚し…
38 歳の男性。交通事故による頭部打撲のため一時的に意識消失した後、複視を自覚して受診した。眼位は左眼上斜視を呈する。眼底写真(別冊No. 11A)を別に示す。Maddox 二重杆試験での患者の見え方(別冊No. 11B①〜⑤)を別に示す。正しいのはどれか。
- ⑴ ①①は左上斜視と外方回旋偏位に一致しない見え方とされています。
- ⑵ ②②は左上斜視と外方回旋偏位に一致しない見え方とされています。
- ⑶ ③③が左眼の上斜視と外方回旋偏位に一致する見え方とされています。
- ⑷ ④④は左上斜視と外方回旋偏位に一致しない見え方とされています。
- ⑸ ⑤⑤は左上斜視と外方回旋偏位に一致しない見え方とされています。
この問題は別冊の図版(写真・図・表など)を見て答えます。図はこちらに転載していないため、下の出典のページから公式のPDFをご覧ください。解説だけでも読み取り方が分かるように書いています。
解説
正解は⑶です。図は確認できませんが、頭部打撲後の複視で左眼上斜視を呈していることから、外傷性の左滑車神経(上斜筋)麻痺が考えられ、眼底写真では外方回旋(黄斑が乳頭より下方に位置する)がみられると推測されます。Maddox二重杆試験では、両眼に赤と白のMaddox杆を水平な線が見えるように置き、線の傾きと上下のずれを答えさせて回旋偏位を自覚的に測ります。正答から、③が左眼の上斜視と外方回旋偏位に一致する見え方と考えられます。
出典:厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryou/topics/tp200414-10.html)を加工して作成